【マネー現代】渡辺えり「演劇をやること自体が反戦だと思っています」最新舞台『私の恋人beyond』に込めた願い

2019年に小日向文世、のん、渡辺えりと、天使役の4人のアンサンブルのみで上演したオフィス3◯◯の音楽劇『私の恋人』。当時のんの初舞台として話題となった本作が、タイトルも新たに『私の恋人beyond』となって6月30日（木）より本多劇場で開幕する。原作は芥川賞作家・上田岳弘の小説『私の恋人』。内容は輪廻転生を繰り返す「3人の私」が“私の恋人”を10万年の時空を超えて探すもの。時代も違う「3人の私」の話が入れ子構造で描かれている。初演当時は現在も続くシリア内戦の渦中であった。あれから3年、今度はウクライナ侵攻が現実に起きた。作・演出する渡辺えりは、『私の恋人beyond』に「反戦と平和への熱望」への思いを込めるという。その胸の内を稽古場で詳しく聞いた。